3mojiroom

絵をかいたり漫画を描いたりする人間の進捗とか覚書とか。

ホラー漫画の話諸々

pixivでホラー漫画の賞企画があったので、それに合わせて漫画を投稿しました!

#朝日ホラーコミック大賞2021Nemuki 窓辺の女 - 三文字のマンガ - pixiv

本当は短編3本くらい描きたかったのですが、今回はとにかく時間が無くて間に合わず。
pixivに投稿したの以外にももう一本描いたのですが、ホラー要素薄めになってしまったので、それは別でツイッターに投稿しました。

今回はこの二本について自分のためにもライナーノーツ的なメモを残しておきます。

ホラー漫画は以前から興味のあったジャンルなので、企画を見たとき「え、挑戦したい!」となり、今回描くに至りました。
しかし私自身は正直ホラーがずっと苦手で読んだ経験も浅く、本当に描けるかは不安な状態で描き始めました。
ホラー苦手なのに何で興味あったのって話ですが、子供のころから少女漫画雑誌などに載っているような軽めのホラー漫画は好きでして、ある程度の年齢からはネット上で読めるような怪談や都市伝説についても好きになりました。
いまだにグロイ系やビックリ映像系のホラーは苦手なのですが、漫画や文章であからさまなグロとかが無い、ぞっとする系のやつは大好きです。
そんなわけで今回自分で制作する上でもそういう作品になることを目指して描きました。

制作についてはホラー漫画を描くというのがそもそも初めてで、ネームを描いてみてもなかなかうまくいかず、更に先にも書きましたが、とにかく時間が無かったこともあり、ひっさしぶりにネームなしで漫画を描きました。

まず最初に描いたのがツイッターに上げた漫画『おばあちゃんちの怖いやつ』です。
これは最初家族物のホラーを一本描こうと決めていたので描いたのですが、最初考えていたものからはどんどんずれていき、最終的にツイッターにも書いた通りホラーとは言いがたい印象のものになったので別で上げることにしました。
これもpixivに上げたものもそうなんですが、背景は不安定な方がいいかなと思い、フリーハンドで描いてます。あとトーンも少なめでなるべく黒と白の線とベタのみで表現することも意識しました。これが正解だったのかはよく分からないんですが、描いてる本人はとても楽しかった。
ティムバートンとかエドワードゴーリー的な絵作りが好きな人間なので、たぶんその辺の影響が多少あると思います。日本家屋は一回住んでみたい。
後こっちの漫画はファンタジー的絵作りができたのも溜まってるファンタジー欲を発散させられる感じで楽しかったです。
家族物のホラーっぽいやつはまた再挑戦したいですね。

つづいてpixivにアップした『窓辺の女』について
これは小学生くらいの頃住宅街にある蔦の張った家が怖く感じていて、そこから幽霊の女の人がのぞいてたらどうしよう的な妄想を良くしていたので、それをそのまま漫画化した感じです。
ホラーの絵作りは本当に難しくてとても勉強になったし、これからまだまだ研究の余地があるな、と思えて良かったです。
というかホラーは普段私が描いているようなラブコメ以上に構図やページの引き、演出などが重要なのでは?と個人的には描いてて感じました。
ブコメはセリフとかストーリー展開、キャラクターの感情の変化などである程度萌えが生まれる(もちろん構図や演出はとても重要なのですが)印象なのですが、ホラーはあまりストーリーが理路整然と展開してしまうと多分恐怖は薄れるし、セリフもありすぎると怖さが薄れそうでそこが難しいところでした。逆にそれを逆手に取った演出とかもできたら面白いだろうな。
あと純粋に怖い絵の引き出しが少なかったのが難しかった。本当に研究の余地ありです。

今回本当は短編三本にして、三本目にちょっと百合っぽい女の子が主役のホラーを描きたかったのですが、時間の都合上描けなかったのでまた描けるタイミングがきたら描こうと思います~。
あとその内完全ホラー漫画まではいけないかもだけどホラー要素多めの連載もやりたいですね!基本ハッピーエンド至上主義なので完全なホラー漫画にはならないと思うのですが(ホラーは何となく基本バッドエンドであってほしい)。

そんな感じでした!いやー何事も始めたては楽しいものですが、ホラー漫画は本当に新鮮な気持ちで描けて、自分の苦手部分も見つけられて、やってみたいこともできてですごく楽しかったです!

次回pixivの更新は多分ブラザーコミュニケートの7話になると思います。今年中に更新できるよう頑張りたいですね!こっちはこっちで情報の整理的な意味も含めてネームがうまくまとめられるか不安しかない!頑張ります!!!!!